こんにちはToMです。
今回はこちらの本について紹介したいと思います。
- 本を読んでも数日後には中身を忘れてしまう
- 読書を途中で諦めてしまう
- 1ページ目から順番に本を読み始めてしまう
この本について
著者はメンタリストDaiGoさんです。
以前はメンタリストとしてテレビに出演され、現在はYouTuberや著者として、舞台を変えて大活躍されていますね。
そんなメンタリストDaiGoさんの趣味の一つが読書です。
なんと1日10〜20冊本を読んでいるそうです。
衝撃的な数字です。
お恥ずかしながら私は以前、年間でも10冊読んでいませんでした。
「特別頭がいい人だからじゃない?」
「魔法のような速読術を使えるからだ!」
こう思ってしまいます。
しかし魔法は何もなく、誰でも1日に5〜10冊読めるようになると明言しています。
そんな読書術について書かれています。
日本の社会人の平均読書数は月に3冊弱です。
それを1日で超える読書術、気になりますよね。
1日とは言わずとも1ヶ月に5冊本を読むだけで、他の社会人に差をつけられると考えたら、
実践しない手はないですよね。
みなさん本書を手にして、読書習慣を身につけましょう。
速読よりも大事なこと
速読には意味がありません。
読む速さと得るものは、トレード・オフの関係にある
あたりまえのことと思いますが、とても大事なことです。
たくさん本を読みたいと思い速く読んだところで、
内容が理解できていなければ何の意味もありません。
文章を読むスピードはほとんど遺伝で決まる、と言われています。
「凡人の遺伝子の私たちでは速読できないのか・・・」
そんな事はありません。
スキミング
速度に限界があるなら、読む量を減らしてしまえばいいのです。
それがスキミングです。
つまり飛ばし読みです。
そこで大切なことは、読む箇所と読まない箇所を選ぶ力です。
あなたは何かを知りたいから、その本を手に取っているはずです。
その目的意識をまずはっきりさせましょう。
そうすることで本の中のどの部分が今の自分に必要なのか、アンテナを張ることができます。
これは心理学で「カラーバス効果」と呼ばれる現象で、脳は1つのことを意識すると、無意識のうちにそれに関する情報を集め、認識するようになります。
はじめに読むべき箇所
- 表紙、帯
- 目次
- どこか1つ好きな章
表紙と帯は一番わかりやすい本全体の要約です。
著者と出版社の気持ちになったらわかりますよね。
書店に並ぶ数ある書籍の中で、この著書を手に取ってもらうのに必死です。
表紙一面でいかにわかりやすく要点を知ってもらい、興味を持ってもらわなければいけません。
帯なんてすぐ外して捨てたりしていないでしょうか。
いつの間にかボロボロになってどこかにいってしまうので、これまで私は目もくれず捨てていました。
しかし、この推薦文が書かれた帯は重要なヒントです。
このチャンスをみすみす逃してしまってはもったいないです。
次は目次です。
目次は本の設計図みたいなもの。
どこに何が書かれているかひと目でわかります。
目次こそ熟読して全体像の把握を優先すべきです。
プレゼン資料を作るときを想像してください。
まず骨子をつくり、ひと通り全体の流れを完成させてから、詳細を作り込みますよね。
読書も同じ。
全体を把握することで、理解しやすさは全然変わります。
最後に好きな1章を適当に選び、拾い読みします。
この目的は、この本のレベル感が自分に合っているか確認することです。
文の構造を読む
文章は導入と結論の部分を読みましょう。
そこで理解できれば、その先やその間に書かれている具体例は読む必要はありません。
ただし、具体例を読むことでエピソード記憶となり、記憶に残りやすいというメリットもあるので、うまく使い分けましょう。
読書の心構え
読書は、必要になったらもう1回読めばいい、という気軽なスタンスで臨んでかまいません。
辞書のような感覚です。
私はこの言葉に救われました。
なんでもかんでも覚えなければいけない、と無意識に思い込んでいました。
そのせいで本を端から端まで読み、結局記憶に残らないということを繰り返していました。
おそらく学生生活の勉強のような感覚が残っていたんだと思います。
でも今はテストがあるわけでもありません。
社会人で必要となることは、知識として覚えていることではなく、引き出しをもっておくことだと思います。
必要になったときにまた読めばいいのです。
読む前の準備
知識のアウトプットできるかは本を読む準備で7割決まる
興味のある本を見つけて買ってきたら、すぐに読み始めたいですよね?
早く読みたくてワクワクしているから、まえがきや目次なんて飛ばして、前から順に読み始めると思います。
そこをグッとこらえて準備をしましょう。
この準備で身につき方が全然変わります。
メンタルマップ
読む目的を書き出して、読書の地図を作りましょう。
本を読み進めているうちにのめり込んでしまい、いつの間にか全部読んでしまっていませんか?
もしくは途中で息切れして、何も得ることができないまま、本棚に戻されてはいませんか?
これらのことを防ぐために、メンタルマップを見返し、読む箇所の取捨選択とモチベーションを維持を行います。
本書ではメンタルマップの例として、以下の3つがあげられています。
・なぜ、この本を読もうと思ったのか?
・この本から何を得たいのか?
・読んだ後、どういう状態になりたいと願っているのか?
それぞれに対する答えを読書中いつでも見れるようにしておきましょう。
まとめ
・読む前にメンタルマップを作りましょう
・はじめに全体像を把握しましょう
・スキミングで拾い読みをしましょう
メンタリストDaiGoさんの本は非常に読みやすいです。
目次を見ればわかりますが、構造がわかりやすく読書術の実践にはおすすめです。
また、本書で
あるジャンルの本を並べて1.5mの長さになるくらい読めば、その分野の専門家になれる
と紹介されています。
それだけの本を読めば、自分の大学の専攻や会社の業種、職種にかかわらず、好きな分野の専門家になれる。
そう考えると読書の可能性に魅力を感じます。
みなさんもこの本をきっかけに読書に興味を持ってはいかがでしょうか。
▼audiobook.jp
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